Intellectual HighwayのTCPオフロードエンジンは、フル機能をオフロードし、インターネットからデータセンターまで適用可能な、高品質・高信頼・高性能・多セッションの特長を備えています。

TCPオフロードエンジンに、SSL/TLS拡張機能を追加すれば、CPUにとっては非常に高負荷な、大量セッションのSSL/TLS暗号処理を高速かつ低レイテンシで処理することが可能です。SSL/TLS終端機能を持つロードバランサ等に応用でき、またCPUはアプリケーションの処理に専念できるため、非常に効率良く多くのセッションをハンドルすることが出来ます。

本格的な5G時代の到来でネットワークに接続されるコンピュータの数と流れるデータ量は膨大になります。同時に、より多くのコンピュータがサイバー攻撃の危険にさらされることになります。そのため、より高性能なネットワーク処理と堅牢なセキュリティを両立することが必須です。
Intellectual HighwayのネットワークアクセラレータIPは従来のソフトウェアと比較して圧倒的に高性能なネットワーク処理と堅牢なセキュリティを実現します。

IoT端末向けには、1G～10Gbpsのスループット・少セッション数に絞り、回路規模や電力消費を抑えたIPを、サーバー向けには100Gbpsのスループット・多セッション数に対応し、PCIeを介した高速なデータ転送エンジンを統合したIPを提供します。サーバー向けにはXilix・IntelのFPGAを搭載したアクセラレーターカードを利用することで迅速にソリューションを組むことが出来ます。

ネットワークアクセラレータIP、ハードウェア動画デコーダ、AI認識エンジンを組み合わせることで、ネットワークカメラからの入力映像をCPU処理無く高速かつ低レイテンシで認識処理することが可能です。
車載カメラ、監視カメラのリアルタイム映像分析等に応用できます。

HD解像度の映像14チャネルを、ネットワークから同時に受信し、デコード後の画像にメディアン処理とにエッジ抽出をかける処理を、FPGA上(Intel PAC Arria-10)で、全て実現した例です。

CPUではこれほどの映像を同時に扱うことは困難な上、リアルタイムに処理することは出来ません。

ここでは例としてメディアン・エッジ抽出を行っていますが、任意の画像処理を組み合わせることが出来ます。画像処理アルゴリズムをC言語で記述し、高位合成を用いて短期間で画像処理を開発し、組み合わせることも可能です。

PTUはマルチプロトコルについての振り分けを自由に設定できるため、デコードや認識処理といった、リアルタイム性が要求される重たい動画処理をハードウェアで行うと同時に、クライアント認証のようなリアルタイムの必要の無い処理をCPUに振り分けて、ソフトによって処理するといった使い方が出来ます。