我々は、イーサネットやPCIeを使った高速転送や暗号技術、プロセッサ技術を核として、サーバーやデータセンター向けおよび、組み込み端末向けのIP・システムを提供しています。 第一に弊社製品は、常に最良のものを目指し最先端の研究や動向を取り入れることで、世界中の競合製品と比べて高性能で高品質なものを提供していると自負しています。 また、仕様・性能が明確でない場合や、実現手段が不透明な開発など、研究要素の多い開発を受託することも出来ます。例えば自社では、クラウド上にプールされたFPGAを物理的・時間的に有効活用するFPGAクラウドの研究開発などを行っております。
近年、組み込み機器におけるソフトウェア開発や、LinuxやリアルタイムOS上で動作するドライバ開発など、いわゆる低レイヤと呼ばれる分野の開発はいっそう複雑さを増し、開発が困難になってきています。また、サーバー環境などでもマシンやネットワークの仮想化への対応が必須となってきています。
このような状況の下、私たちはネットワーク、セキュリティ、コンピュータビジョン、組み込みOSに精通したエキスパートが集まった技術者集団であり、かつソフトウェアとハードウェアが協調するシステムを設計する複合的な技術に精通しています。 そのため、私たちの開発チームは、開発したIP(知的財産)をご提供するだけではなく、お客様の望むシステムに適合させるための必要なコンポーネントを含めて、最適な形を提案できます。例えば、ネットワークアクセラレータをソフトウェアから利用する場合、単純にアクセラレータを呼び出すだけでは性能を十分に引き出すことが出来ないため、データの受け渡し方や制御シーケンスを最適なものに設計しなくてはなりません。 この最適な組み合わせを作るという所に我々の強みがあります。
私たちが提供する技術は、ネットワークを伝わる大量のデータを高速に処理すること、データを保護しセキュリティを監視すること、画像の加工や意味抽出を目的としていますが、単にソフトウェアを開発するものではなく、既存のCPUやGPUでは決して達成できない究極の性能や電力効率を目指したものです。 その最適な論理回路を設計するためには、プロセッサ、演算器、並列処理、アルゴリズム、データ構造、プロトコルなどの、計算機アーキテクチャ分野の深い理解と実践力を必要とします。しかし、計算機アーキテクチャは、粘り強いあらゆる学問が絡む広くて深い学問でもあり、日々の研究や発見を通じてより良い未来を作っていくこと、それ自体がとてもやりがいのある事と感じています。 私たちは、新しい技術へのチャレンジを惜しみません。そしてそのチャレンジの成果が社会や人々のお役に立ち、お客様に喜んでいただくことが出来れば、至上の喜びです。
東京工業大学 電気電子工学科、東京大学大学院 情報理工学系研究科。株式会社リコー入社後、高機能な画像圧縮技術の研究を行い、自ら複写機などの自社製品へ搭載する。また、SLAMなどの3次元画像処理の研究を応用し、車載カメラ画像から道路の凹凸やうねりを測定するシステム開発に携わり、事業創出に貢献する。特別研究員(Fellow)経験。 かねてより関心分野であったコンピュータアーキテクチャの分野で、ネットワーク処理やセキュリティプロセッシングのハードウェアを設計するIntellectual Highwayを創業し独立。機械学習やプロセッサのハードウェア設計手法の研究により博士号。
アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi) Ultra Ethernet Consortium