技術ブログ開始のお知らせ

これまでFPGAは主に、産業用の組込み機器や衛星通信や基地局用に信号処理などで、ASICを作るにはボリュームが出ない分野でASICの代替として使われてきました。
対して最近では、データセンター内の通信やクラウドコンピューティングのアクセラレーション用途で、アクセラレーターカードの形態での利用が増加しています。
またアクセラレーション用途での利用方法の進化の先には、Disaggregated Computingと呼ばれる構想が提唱されています。GPUやFPGAやDNNプロセッサというように、従来の汎用CPU以外の計算アーキテクチャを持ったアクセラレータを、CPUによる制御ありきではなく、個別にリソースを最適配置し、オンデマンドで使えるようにするという構想です。
Disaggregated Computingは、提唱されてから10年ほどが経ちますが、普及するにはまだまだ技術的なハードルやエコシステムの成熟度に課題があります。
このような背景のもと、このブログでは、クラウドでのFPGA利用に関する技術的な話題を取り上げていくつもりです。
どうぞよろしくお願いします。