FinTech向け超低遅延システム

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金融 (Finance) と技術 (Technology) の融合であるFinTechにおいて、情報セキュリティを担保しつつシステムの処理能力を向上することが必要です。特に、HFT (High Frequency Trading) 事業者にとって、1マイクロ秒の遅延が利益に大きな影響を与えます。当社が提供するFPGAベースのソリューションにより、超低遅延のシステムを実現いたします。

HFT市場における
超低遅延システムの必要性

現代のHFT市場では、同一の取引機会に対して複数の参加者が同時にアクセスを試みます。この競争において、最初に約定できるかどうかは、システムの応答速度に完全に依存します。

しかしながら、一般的なソフトウェアベースの取引システムでは、処理の複雑さに加え、メモリアクセスなどによる予測不可能な遅延が発生します。HFT市場で最大の利益を獲得するためには、FPGAのようなハードウェアベースの超低遅延システムの利用が有効です。

FPGAで実現する超低遅延システム

TCP/UDPオフロードエンジン

独自開発のTCP/UDPオフロードエンジンにより、煩雑な通信処理をすべてハードウェアで実行することで、遅延を大幅に削減できます。FPGA内でシステムを完結することもでき、CPUレスでさらなる低遅延化を達成できます。

メッセージフィルタ

当社のメッセージフィルタを用いることで、TCPコネクションを維持したまま不要なパケットのみを破棄することができます。

TCPの全機能を持つエンドポイント版と、ペイロードのみを検査する非エンドポイント版の2種類からお選びいただけます。非エンドポイント版は不要パケットの破棄に特化しており、プロトコルの処理を行わないため、究極の低遅延を実現可能です。

Intellectual Highwayの強み

当社はコンピュータ・アーキテクチャ、アルゴリズム、そして数学といった幅広い専門性を有しています。さらに、TCP/UDPオフロードエンジンFPGAメッセージフィルタといったネットワークIP製品の開発および提供の実績が多数ございます。仕様検討から実装まで一気通貫での開発と、その後のサポートにより、お客様のビジネスを最大限お手伝いいたします。